AGA治療の効果と種類【1ヶ月で変われる？】について、リサーチしてみました。
AGA治療に関しては、実際のところどの程度の効果があるのか？1か月くらいで効果があるのかまでを紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
AGA（男性型脱毛症）は治る病気になりつつあります。
フィナステリド（商品名：プロペシア）という薬剤の登場により、『薄毛は治る病気』という認識が一般的になってきました。
また、AGAという病気のメカニズムが明らかになることで、治療のターゲットが明確になり、さらなる薬剤や治療方法の開発が進められています。
そこで今回は、最新のエビデンス（科学的根拠）を紹介しながら、AGA治療の効果や種類について紹介していきます。
少し専門的で難しい内容ですが、
- 『徐々に額が広くなっている』
- 『30代なのに髪が薄くて心配』
- 『薄毛に悩んでいる』
という方は、ぜひ最後までごらんください。
薄毛のメカニズムが分かれば、あなたに合った治療方法が明確になります。
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そもそもAGA治療とは？
男性型脱毛症（AGA）とは、思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症です。
日本人男性の場合には20歳代後半から30歳代にかけて脱毛が目立つようになり、徐々に進行して40歳代以後に著しく毛量が減少します。
AGAには男性ホルモンが影響していることが知られてますが、ホルモンの影響以外もさまざまな遺伝的要因が関係しているといわれています。
AGA治療の種類
ポイント
AGA治療にはさまざまな選択肢があります。
- 内服薬（飲み薬）
- 外用薬（塗り薬）
- レーザー照射
- 注入療法（薬剤を注入する）
- 自毛移植
AGA治療は内服薬を中心として、レーザーや注入療法などの処置を組み合わせた治療が行われます。
AGA専門クリニックでは、より最新の治療内容が受けられますが、一般的な皮膚科や美容皮膚科でも内服薬による治療が行われることがあります。
どの治療方法も効果発現までに数ヶ月〜半年程度は必要であり、『すぐに効果が出る』というものではありません。
そのため、ウイッグなどの併用を行いながら、半年から数年かけて治療を行うようなイメージが大切です。
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AGA治療の効果とエビデンス（根拠）
ここからはより詳しいAGA治療の内容やその効果（科学的根拠を含めて）を解説していきます。
AGAの内服治療
参考）男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
AGAという病気は、男性ホルモンの活性化によって生じていることが分かっています。
そのため、『男性ホルモンのレベルを下げる』治療が行われます。
フィナステリド（プロペシア）という薬剤を内服することで、体内の男性ホルモンのレベルを低下させることが可能です。
3927人を対象とした研究の結果、フィナステリドを内服することで、脱毛部1cm2あたりの硬毛数（健康な毛の数）は、投与6カ月後、投与24カ月後のいずれの時点でも、フィナステリド投与の効果が確認されています。
参考文献）Mella JM, Perret MC, Manzotti M, Catalano HN, Guyatt G: Efficacy and safety of finasteride therapy for androge- netic alopecia: a systematic review, Arch Dermatol, 2010; 146: 1141―115
この研究によってAGA治療は大きな進化を遂げ、『薄毛は治せる』という新たな価値観が医学界に広まりました。
また、フィナステリドの副作用に関しては、特に目立った副作用は報告されておらず、安全に使用可能な薬剤であるといえます。
しかし、妊婦や授乳婦に投与することで、男児の生殖器官に対する副作用などが懸念されるため、妊娠の可能性がある女性には投与してはいけません。
フィナステリドはAGAに対する効果が科学的に明らかにされているため、AGA治療の第一選択薬（最初に使用される薬）とされています。
その他にも、デュタステリド（ザガーロ）とよばれる内服薬がAGA治療に用いられています。
デュスタテリドもフィナステリドと同様に、男性ホルモンのレベルを下げることを目的とした薬です。
デュスタテリドとフィナステリドの優劣については明らかになっていません。
AGA治療の外用薬
AGA治療の外用薬（塗り薬）としてはミノキシジルが有名です。
ミノキシジルの外用薬はデュスタテリドやフィナステリドなどの飲み薬とは異なり、一般薬として市販の薬局などで手に入れることができます。
※デュスタテリドやフィナステリドは医師の処方箋が必要です
ミノキシジル効果
ミノキシジルには発毛や髪の成長を促進する作用があることが分かっています。
頭皮に直接塗布することで、毛母細胞が刺激され、髪の細胞分裂が活発になることがわかっています。
特に、頭頂部や前頭の薄毛に対して高い効果を発揮するといわれています。
前述した男性ホルモンのレベルを低下させる内服薬とは作用機序が全く異なるため、内服薬とミノキシジルを併用することでより強い育毛効果が期待できます。
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AGA治療レーザー照射
AGA治療レーザーには、低出力器があり、
- 「ヘアマックス（Hair Max）」
- 「アイグロー（iGrow）」
- 「セラドーム（theradome）」
などの機種があります。
この中のヘアマックスに関しては10年以上前から家庭用が販売されているようです。（アメリカなど）
AGAレーザー治療は実際のところあまり効果がないとのことです。
AGA注入療法（薬剤を注入する）
あるクリニックでは、「最短３ヶ月で発毛を実現」しているそうで、1回あたり20,000円〜30,000円ほどでできるそうです。
特に上記で紹介したような「塗り薬」「塗り薬」では効果を感じない人や、副作用が気になる方におすすめです。
今まであったよな飲み薬では、身体中に行き渡り分散してしまうのですが、注入タイプは狙った部分に（薄毛が気になる部分）直接ミノキシジルを注入できるのでより早く効果を出すことが可能です。
AGAの植毛治療
2015年度において、世界全体で397,048件(男性84.7%)の自毛植毛術が実施されているという報告があります。
このように、AGA治療として『自毛移植』は世界的な標準治療となりつつあり、日本でも多くのAGA専門クリニックで自毛移植が行われています。
しかし、治療費用が非常に高額になるなどの問題があるため、内服薬やミノキシジル外用などによる治療が一般的です。
また、人工毛を使用した移植治療には注意が必要です。
人工毛の移植治療に関しては、コストが安い、海外で受けられるなどの情報がありますが、副作用の問題が非常に大きく、FDA（米国の食品医薬品局）は人工毛の移植治療を禁止しており、注意が必要です。
参考）International Society of Hair Restoration Surgery (ISHRS)2015 Practice Census: Extrapolated number of hair restoration procedures worldwide. http://www. ishrs.org/sites/.../ishrs_2015_practice_census_fact_ sheet_final.pdf International Society of Hair Restoration Surgery, 2015; ISHRS Practice census 2015
AGA治療は専門クリニックへ
AGA治療にはさまざまな選択肢があるため、内服薬や外用薬、植毛などを組み合わせて治療することが重要になります。
一般的な皮膚科（一部の内科）でも飲み薬を処方してもらえることがありますが、あなたに合った『個別の治療』を行うためには、『AGA専門クリニック』で治療することがおすすめです。
AGA専門クリニックでは、最新のマシンを使った治療が行われる他、メンタルケアやプライバシーの徹底など、薄毛治療に必要なサポートが充実しています。
薄毛に悩んでいるという方は、一度AGA専門クリニックのカウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングで『治る薄毛』なのかどうかを確認しておくだけでも安心です。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、AGA治療の効果と種類【1ヶ月で変われる？】について紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください。